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大学入学共通テストおさらい

2021/11/10

あじばこプレス

    • 例年、1月上旬に「大学入試センター試験」という名称で行われてきた試験が、2021年度入試から「大学入学共通テスト」に変わり、実施となりました。
      令和4年度の大学入学共通テストは、令和3年9月27日(月)から10月7日(木)まで出願受付が行われ、約53万人が受験する見込みです。
      ここでは大学入学共通テストについて知っておくべき基礎的な内容をご紹介します。

    • 「大学入学共通テスト」が導入された背景

      「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」への変更には、日本の教育全体が大きく変わろうとしていることが関係しています。
      これまでも約10年おきに「学習指導要領」(学校における教育内容の基準)は改訂されてきましたが、高校の学習指導要領が平成30年(2018年)3月30日に改訂されました。現在は移行期間となっていますが、いよいよ令和4年度(2022年度)から新しい学習指導要領に沿った授業が全面実施されます。高校では「総合的な探究の時間」や「情報」という新しい科目が本格的にスタートします。まさに今、「教育改革」が行われている最中と言えるでしょう。

      このような「教育改革」の背景には、社会構造の急激な変化があります。近年、国際化や技術革新などにより、社会は年々、加速度的に変化しています。社会の問題は複雑化し、解決も簡単ではないため、多様な人々と協力しながら主体性を持って人生を切り開いていく力が重要と考えられています。そのためには、身に付けた知識をもとに解決方法を考え、「新たな価値を創造していく力」が必要です。このような今後の社会に対応できる人材を育てるため、日本の教育全体が大きく変わろうとしているのです。

      これからの教育では、知識を身に付けるのはもちろんのこと、その知識を組み合わせて、自分なりの解決方法を考えることがとても重要になります。「大学入学共通テスト」が導入された意味というのはこの点が大きいでしょう。

    • 「大学入学共通テスト」の内容

      昨年の実施前には、全体的には前年と同様の形式を踏襲しつつも、図表や資料を組み合わせた問題など、これまでにはない「思考力や判断力」が問われる新たな出題形式の問題も想定されていました。
      昨年実際行われた大学入学共通テストでは、科目によっては大きく変わった部分もありました。
      例えば、英語では文法問題が出題されず、すべて読解問題となり、図・表・グラフを複合的に読み解く問題も出題されました。数学も問題文が長くなり、問われていることを理解する思考力や判断力が必要となりました。その他、理科や社会でもグラフや資料を読み解く問題が出題されています。
      次年度の大学入学共通テストでも、基礎的な知識をベースに、さまざまな情報をスピーディに整理、考察する力が必要とされるでしょう。

    • 「大学入学共通テスト」の基礎知識

      通称「共通テスト」と呼ばれるこの試験は、共通テストを利用する国立、公立、私立の各大学が、独立行政法人大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施する試験です。令和4年度の実施日は、大学入学共通テストの実施日は、令和4年1月15日(土)及び16日(日)となっています。

      大学入学共通テストは、高校での基礎学力の到達度をみる試験で、年1回のみ行われます。
      大きな特徴は、「難問奇問を排除した良質な問題」を担保していることであり、共通テストで基礎的な学力を判定し、二次試験で大学ごとの個別試験を組み合わせることで、大学入試の個性化・多様化に役立っています。

      国公立大学では、一般入試の一次試験として全員が受験します。一次試験が『共通テスト』、二次試験は大学ごとの『個別入試』となっています。
      国公立大学の場合、大学によっては二次試験の出願に必要な共通テストの点数を設定しています。設定した点数に達していなければ、出願することができない場合があります。
      そのため、共通テストの対策は非常に重要といえるでしょう。

      一方、私立大学でも共通テストを課す大学が年々増えており、今では多くの私立大学が利用していますので、受験方法のひとつの選択肢としてチェックしておきたいですね。

      なお、共通テストの出願時には、受験する教科をあらかじめ登録します。理科では選択方法のパターン(A~D)、地理歴史・公民では受験科目数もあわせて登録しますが、締切日を過ぎてからの訂正は一切できません(令和4年度試験の場合、訂正は11月4日までとなっています)。
      すでに出願済みの場合は、選択した教科・科目をもとに、各大学の試験教科を確認するなど、準備を進めるようにしましょう。

    • 大学入学共通テストを利用する私立大学の入試

      大学入学共通テストを入試で利用する私立大学は多く、現在では私立大学全体の約9割近い大学が実施しています。
      大学によって共通テストで課す教科・科目が異なるので、必要な科目を選択して受験することになります。特に理科は、選択パターンが複数あるのでよく確認しましょう。
      受験科目数によって、1教科型・2教科型・3教科型という種類があります。
      ただし、科目が少ないからといって1教科型で受験すると、同じようにその科目を得意とする受験生との競争になるので、合格倍率(難易度)は高くなる傾向があるので注意しましょう。

    • 【亜細亜大学の場合】

      亜細亜大学の場合、共通テストのみで受験できる方式として『大学入学共通テスト利用入試』を用意しており、2次試験(個別学力検査等)は実施しません。
      2教科型と3教科型があり、受験する学科によって配点や科目が異なりますので、しっかり確認するようにしましょう。
      共通テストで思ったように得点できなかった場合でも、通常の個別試験は受験できます。ぜひ最後まで諦めず、志望校目指して大学受験に臨んでほしいです。

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