あじばこプレス
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亜細亜大学学生部キャリアセンター関口真菜氏
×原田稚菜さん(国際関係学部4年生)学部:国際関係学部
学科:国際関係学科
学年:4年
お名前:原田稚菜
内定先:学校法人東放学園-
――「学生の夢の実現のために全力でサポートする」
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本記事では、「イマドキのリアルな就活事情」を明かすべく、キャリアセンター職員とそのサポートで内定を決めた在学生とで対談を行い、内定獲得までの道のりを紹介します。今回来てもらったのは、エンタメ業界の人材を育てている学校法人東放学園の内定を獲得した、国際関係学部4年生の原田稚菜さん。彼女の面談などを担当し、寄り添ってサポートをしてきた当センター職員・関口真菜氏との話から、原田さんの就職活動の軌跡と、彼女を裏で支えたキャリアセンターの役割に迫ります。
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学友会活動で触れた学校職員の熱意
関口:原田さんとはもともと、キャリアセンターの職員としてではなく、学生センターの職員として顔を合わせていたんですよね。
原田:そうですね。私は1年生の頃から学友会団体に所属してきました。学友会というのは、アジア祭実行委員会や文連祭実行委員会など、いろいろな団体が含まれている学生の自治組織ですが、その学友会の支援をしてくださっている学生センターの方とはお話しすることが多かったんですよね。
関口:私はいちおうキャリアセンター所属なのですが、学生センターの学友会関係の仕事にも関わっていたので原田さんとは顔馴染みでした。自然な流れで就活のことも話をするようになった感じですね。
原田:キャリアセンターを利用し始めたのも、学友会の団体の、一つ上の先輩からアドバイスを受けたのがきっかけでした。最初は別の職員の方とお話ししていたんですが、その方が忙しい時やアドバイスが欲しいなと思った時に近くにいてくださった関口さんに、たくさんお話しして、最後の課題までサポートしていただきました。
関口:原田さんは学友会の中でも財務局という、お金を扱う組織に所属していて、局長として各団体の話を聞いて予算を分配する、重要なポジションをこなしていたんですよね。各団体が活動しやすいようにいろいろ考えて、一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。
原田:専門学校の教職員という仕事を選んだのは、普段から学生センターの方々を見ていたことも大きかったかもしれませんね。私は高校生の頃にも生徒会長をやっていたんですが、そういう役割が好きなのは、みんなをサポートできるから楽しいんだ、ということに、ある時気づいたんです。学友会活動を通して学生センターに伺う中で、学生のやりたいことの実現のために、真摯に支援してくださるのを見て、私もこういう存在になれたら素敵だなと思っていたのは確かにあります。
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やりたいことと向いていることの一致点は
関口:原田さんはエンタメ業界に行きたいというはっきりした志望があったんですよね。
原田:そうなんです。最初は、CDのレーベル会社や、グッズを制作する会社、出版社など、好きなものを作る側に回ろうと思っていたんですけど、エントリーシートが通らなかったり、面接を受けても相性が合わなかったり。本格的に始めたのが4年生になってからと、遅めのスタートだったこともあって、エントリーも10社程度しかできませんでした。その中で面接まで進めたのが4社くらい。
関口:難航している時に、エンタメ業界に特化した学校があるよ、原田さんは学友会にいるからたぶん私たちみたいな事務職員に向いてるんじゃない?やってみたら?と、キャリアセンターから声をかけたんですよね。
原田:私のやりたいことと、私に向いてるんじゃないかとアドバイスしていただいたことのリンクした所が、今回内定をいただいた東放学園だったんです。
関口:面談すると、とにかく本当に、自信なさそうに話すので、もっと背筋を伸ばして、とか、そういう部分からアドバイスしていましたね。普段は学友会財務局局長として、数千万円単位のお金を動かしたりしているんだから、自信を持っていいのにね。
原田:やっぱりいざとなると周りと比べてしまって(笑)気が滅入ってしまっていた時に、もうその学校職員として一緒に働く仲間なんだと思って、自信を持って話さないとダメだよと、強く言ってくださったことがあって。そこから気持ちを切り替えて、面接に臨んだことで、少し前向きになれましたね。
関口:回数で言うと10回くらいは面談しているかな。
原田:関口さんは年が近いので、ちょっとお姉さんに相談するみたいな感じなんです。ご自身が就職活動をされた時期も近いので、より、アドバイスが新鮮なものに感じられましたね。普段から私のことを見てくださってる方なので、いただいた言葉に対してすごく信頼が持てるというふうに思ってました。
関口:ただ私たちは、学生と距離が近すぎても、こちらも言いたいことが言えなくなったり、学生も気をつかう場面があると思うので、ある程度、一定の距離感を保つことは意識していますね。年が近い分、話せることも多いですが踏み込みすぎないことを一番大事にしています。
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まずはベースになることをしっかり押さえる
関口:面接にあたって学友会での活動はアピールポイントになりましたよね。
原田:やはり、財務局の局長として活動したことが相手にも伝わりやすいかなと思ったので、その活動の話をしました。3月はずっと予算折衝で17団体と予算の調整をしていたことや、学生総会で議案書内に決算内容を入力したことなど、聞いた方の印象に残りやすい活動についてアピールする機会が多かったです。そんなことまで学生がやってるんだね、と驚かれることが多かったです。
関口:学生がそこまでお金の管理ができるのも、亜細亜大学の特徴なんですよね。
原田:亜細亜大学のいいところとして受け取ってもらえたのが、すごく嬉しかったです。
関口:東放学園さんは、声優さんのような表に出る人だけではなくて、音響や、舞台設備を作るような学科もあったりして、エンタメ業界に関わる人を生み出す人材育成の場所という感じですね。
原田:お話をさせていただいた時は、何よりも学生の夢に対する思い入れが強い方が多く、加えて皆さん優しいという印象がありました。
関口:そういう環境で、学生をサポートするような仕事に就くにあたって、自分ならでは働き方のビジョンのようなものはありますか?
原田:どういうポジションについても、まずはベースになることをしっかり押さえるということが、私の中でとても大事にしていることなんです。必要最低限やらなきゃいけないことは正確にできるようにすること。そして東放学園さんは「東アジアNO.1のメディア・エンタメ業界向け専門学校を目指す」という大きな目標を持っていらっしゃるので、私も、エンタメ業界の将来を担う人を育てる仲間なんだということを忘れずに、学生の方々が求めていることにしっかりと応えられるような職員になれたらいいなと考えています。
関口:頑張ってくださいね!
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