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志望理由書の書き方とポイント

    • 大学入試は大きく分けると「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の3種類があります。
      9月からは「総合型選抜」、11月からは「学校推薦型選抜」の出願が始まりますが、今回は総合型選抜・学校推薦型選抜において欠かせない「志望理由書」の書き方についてご紹介します。
      志望理由書の内容は合否に大きく影響しますので、大切なポイントを確認していきましょう。

    • 志望理由書とは?

      志望理由書とは、「なぜその大学に入り、その学問を学びたいのか」という志望動機をまとめた書類のことです。総合型選抜や学校推薦型選抜を受験する際には、ほとんどの大学で提出が求められます。大学により「自己推薦書」や「エントリーシート」など、名称も異なります。専用の用紙が用意されている場合も多く、横書きのノート形式や原稿用紙形式など、大学によって書式や記入する項目もさまざまなパターンがあります。

    • なぜ志望理由書は重要?

      総合型選抜や学校推薦型選抜は、学力だけではなくさまざまな観点から総合的に受験生を評価して合否を判定する入試方式です。そのため、受験生本人がどのような人物なのか、そして大学に入学するにふさわしい人物なのかを見極めることが非常に重要となります。
      学校から提出される「調査書 ※」によって、学校からの評価は確認することができますが、受験生の主体性や意欲をより深く知るために必要な書類が志望理由書であるといえます。
      志望理由書は書類審査だけでなく面接試験でも使用されるため、志望理由書の内容は合否を左右するほど重要な書類となります。

      ※入試形態によって提出が求められる書類は異なります。本学への受験をお考えの方は、必ず「入学試験要項」で必要書類をご確認ください。

    • 志望理由書のポイント

      志望理由書では「なぜその大学を志望したのか」「なぜその学問を学びたいのか」「大学に入学したら何をめざしたいのか」など、自分が考えていることを相手に丁寧に説明しなければなりません。
      まずは志望理由書を作成する際のポイントを確認していきましょう。

      ①簡潔に分かりやすく書く
      まずは分かりやすい文章を心がけましょう。話を広げすぎたり話題が前後したりすると、アピールしたい点が分かりにくくなってしまいます。「なぜこの大学を志望したのか」に焦点を絞り、簡潔に書くことをめざしましょう。

      ②具体的に書く
      表現が抽象的にならないよう、なるべく具体的に書くようにしましょう。例えば「○○学に興味をもちました」という場面では、「どうして興味をもったのか」「興味をもった背景には何があったのか」ということを伝えられるように意識して書くと良いでしょう。

      ③自分の言葉で書く
      どこかで見たような表現や誰にでも当てはまるような内容は、読んでいても印象に残りにくいものです。ここでの「自分の言葉で書く」とは、「経験したあなたにしか書けない文章を書く」ということです。同じ大学を志望していても、決め手になる要素は人によって異なりますので、自分にどのような経験や考えがあったから志望したのかを意識して書くことで、個性の感じられる志望理由書になるでしょう。

    • 志望理由書に書く内容

      次に、どのようなことを志望理由書に書くべきか、その内容を確認していきましょう。

      (1)自分がこれまで取り組んできたこと
      志望理由書では、自分自身について相手に知ってもらうことが大切です。「今までどのようなことに取り組んだか」「その活動を通して何を考え、感じ、学んだか」「それらの経験をもとに、今後は何に取り組んでいきたいか」について書きましょう。

      (例)
      ・部活動
      ・生徒会活動
      ・学校での授業
      ・地域での活動
      ・家族や親戚との時間  など

      (2)大学で学びたい理由
      次に、「これから自分が取り組みたいこと」が志望校で実現できる理由を書きましょう。そのためには志望校で学べる内容を確認する必要があります。大学での学びについては、大学ホームページや大学案内に掲載されているカリキュラムを参考にすると良いでしょう。
      「私は○○について学びたい。それが学べるのはこの大学」ということを明確に書く必要がありますので、自分が関心のある分野と志望校での学びの内容を関連づけることが重要です。
      例えばオープンキャンパスの模擬授業などに参加することで、「○○先生が研究されている○○学について学びたい」など、より具体的に書くこともできるでしょう。

      (3)大学卒業後の職業や取り組みたいこと
      志望理由書では、大学で学びたいことに加えて、卒業後の将来についても書くようにしましょう。大学で学ぶこととつなげたり、自分の夢や目標としていることと関連づけたりしても良いでしょう。大学の学びをどのように社会で活かしたいかを具体的にイメージできていることは、書類選考や面接試験において大きなアピールポイントになります。

    • 受験形式別の注意点

      「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」では、入試自体の意味合いや趣旨が異なります。志望理由書についても、選抜方式に合わせて書くことが大切ですので、それぞれの特徴と注意点について確認しておきましょう。

      【総合型選抜】
      総合型選抜は、大学が求める人材にふさわしい人物をじっくり選抜するため、「適性」や「意欲」が重視されます。大学が掲げる「アドミッションポリシー」(求める人物像)を基準としますので、志望理由書など受験生本人が書いた資料を積極的に活用する点が特徴です。
      志望校のアドミッションポリシーを読み込み、その内容に合致しているかということに注意して書きましょう。

      【学校推薦型選抜】
      ・公募推薦
      公募推薦では、高校の調査書や推薦書なども提出することが多いので、志望理由書と高校
      からの書類に食い違いがあると、マイナスの評価になることもあります。志望理由書を作成する段階で先生に確認してもらいましょう。

      ・指定校推薦
      高校での成績や生活態度などが重視される選抜方式なので、志望理由書の提出が不要なケースもありますが、面接では志望動機について必ず質問されます。高校からの推薦が決定して出願できれば合格の可能性は高いですが、「その大学に行きたい理由」については事前にしっかりまとめておき、面接の対策をしておきましょう。

    • 志望理由書が完成したら

      志望理由書が無事に完成した際には、提出前に必ずコピーを取っておきましょう。出願から日数が経過したタイミングで行われる面接試験では、志望理由書の内容に関して質問されることも多いため、面接対策を行う上で必要になります。
      志望理由書の書き方に正解はないかもしれませんが、「この大学でぜひ学びたい」という熱意と将来に向けた明確なビジョンをもっていることをぜひアピールしましょう。
      総合型選抜や学校推薦型選抜では提出する書類が多く、志望理由書のテーマや書式もさまざまなため、書類作成の準備期間を十分に確保できるかという点も重要なポイントとなります。
      早めに志望校を決定することで対策もできますので、情報収集やオープンキャンパスへの参加など、ぜひ積極的に取り組んでほしいと思います。

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