あじばこプレス
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学部 :経営学部
学科 :データサイエンス学科
学年 :2年
入試方式:一般受験(学科別)
お名前 :黒澤優希今回は経営学部データサイエンス学科2年次生、黒澤優希さんにインタビューを行いました。科目ごとの配点が大きい「2教科型」の一般入試で受験した、黒澤さん。突然の入院を乗り越えて入学を果たした黒澤さんに、受験に対する向き合い方や「2教科型」のおすすめの対策法などを詳しく伺いました。
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亜細亜大学に入学した試験方式についてうかがいます。
Q1.受験した入試の種類と受験科目を教えてください。
一般受験の2教科型で、受験科目は英語と数学です。
Q2.なぜその入試方式を選んだのか、また選んだきっかけはありますか。
国語が苦手で数学は得意だったので、数学の配点が大きくなる2教科型を選びました。
Q3.現在の学部を志望した理由はなんですか。
もともと国公立大学の経済学部や経営学部を目指していたのですが、たまたま亜細亜大学のホームページに「データサイエンス学科新設」とあり、新鮮に感じ、その内容に興味が惹かれたので選びました。
もともと学びたかった経営はもちろん、データサイエンスについても勉強するので、文系と理系が混じったような学科です。データに対する知見を用いてビジネスを制する人材を育てていくような学科となっています。
Q4.受験に向けてどのような準備をしましたか?
国公立大学志望だったので、5教科7科目の共通テスト向けの試験勉強をしていました。亜細亜大学の入試対策を始めたのは、受験が差し迫ってきた1月からです。新設学科のため、過去問はありません。ホームページに上がっていた数学のサンプル問題を解き、間違えた部分を解き直したり、教科書を見直して対策しました。英語に関してはサンプル問題もなく、ただ試験範囲だけを頼りに自分なりに勉強していました。
亜細亜大学は基礎的な問題が多いと思っていたので、それさえしっかり取り、数学でさらにアドバンテージを取れたらいいと考えていました。結果的に、それがうまくいった感触があります。
Q5.亜細亜大学に入学して良かったと思うことはどんなところでしょうか。
データサイエンスという分野がやはり新鮮で面白いと思っています。先生はコミュニケーションを大事にしており、授業中の会話のキャッチボールが多いです。大学の講義は淡々とやるイメージが強いと思うのですが、データサイエンス学科の先生は真逆です。生徒が能動的に取り組むための環境を用意してくださいます。また、プログラミングを実践するというのも面白く、本当に入学して良かったです。
今はトラベルという領域に興味があります。特定の場所をイメージして、その地域の特色やSDGs要素なども絡めながら実際の旅行プランをグループワークで作り、1週間で発表するといった課題がありました。旅行自体もともと好きですので、とても楽しかったです。
また現在、亜細亜大学の入学を検討している方向けのサポートをするキャンパスコンシェルジュをしています。データサイエンス学科の1期生として、高校生に魅力を伝えることにやりがいも感じており、実際自分が個別相談に乗った高校生が入学してきたときは本当に嬉しかったです。
Q6.今後、大学生活で取り組みたいことを教えてください。
いろんな都道府県に行ってみたいなと思っていて、その土地に関する歴史などを学んでみたいという気持ちがあります。自由にアルバイトができるようになったので、そこで稼いだお金を使って旅行に行ったりして、知見を広げたいです。
Q7.将来の夢や目標を教えてください。
データサイエンス学科に入ったからには、IT関連の仕事や、データサイエンティスト関連の企業に就職したいという気持ちは大きいです。
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受験対策や心構えについて詳しくうかがいます。
Q8.おすすめの対策法はありますか?
間違えた問題はある程度時間が経ってから、解き直す。これを続けて、穴を潰していくのをおすすめします。
Q9.受験対策で苦労した点はなんですか?
肺気胸という病気と向き合いながら勉強を続けたことです。そのおかげで、精神的に成長することができた1年でした。第1志望は叶わなかったのですが、この1年は決して無駄ではなかったと思います。
Q10.スランプ脱出はありますか。そのきっかけはなんですか。
病気で入院した経験を通し、それまでの受験勉強に対しての向き合い方が楽になりました。何事も楽観的に考えられるようになり、メンタルも鍛えられたおかげで、受験も最後までやり切れたのだと思います。
Q11.おすすめの気分転換の方法はありますか?
ロックを爆音で聞いていました。勉強前に聴くとテンションが上がります。友人が遊びに誘ってくれてましたが、全部断っていました。今思えば、1日くらいリフレッシュしてもよかったとは思います。
Q12.支えになった人や言葉やきっかけはありますか?
親はずっと味方でいてくれました。成績が悪くて落ち込んでいても支えてくれましたし、入院したときもコロナ禍で面会はできなかったのですが、お菓子を持ってきてくれたりしました。
それから、先生方です。特に担任の先生は浪人しているときも時間を作って会ってくれたりして、励ましの言葉をかけてくれたりしました。友人もLINEで「受験終わったら遊び行こうな」など連絡をくれました。いろんな人に支えられてました。
Q13.入試直前の追い込み方法は何でしたか。
本番を意識していました。例えば60分のテストだったら、時間を減らして50分でやってみる。本番は緊張して時間通りにうまくいかないと思うので。おかげで楽しんで受験に臨むことができました。
Q14.受験生活で得たものはありますか?
楽観的に考えられるようになったことです。受験勉強をしていると視野が狭くなり、心も窮屈になっていきがちです。そんなときに病気で入院し、自分を見つめる時間ができ、楽観的に何事も考えられるようになりました。普段の自分がいかに恵まれていたかわかりました。
受験勉強でエンジンが掛かりすぎてしまっている方は、一度立ち止まってみてもいいと思います。友人に連絡を取ってみたり、何か自分なりのリフレッシュを取り入れてみてください。ぜひ何かヒントになったようでしたら幸いです。
Q14.同じ入試方式で受験する高校生へメッセージをお願いします。
亜細亜大学の一般入試2教科型は数学が要だと思っているので、まずは数学の基礎的な部分をしっかり対策してほしいです。数学は教科書の内容さえできたら合格点は取れると思うので、応用ができなくても焦らないことです。英語についても基礎が肝心なので、単語を頭に叩き込むことです。
また一般受験の場合、推薦入試と比べて進路が決まるのが遅いので、本当に辛い思いをすると思います。浪人していたとき、肺の病気で入院までしました。ただ、そのどん底を経験したからこそ、楽観的に受験を考えられるようになりました。苦しい思いをして受験と向き合ったのが、今となっては良い経験になりました。ぜひ高校生の方にも、自分なりの方法で受験と向き合っていただきたいです。
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